英国イングランド /アダムス&サンズ(ADAMS & SON’S )大きな洗面ボウル/ 管理番号A189 

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英国 イングランド /アダムズ&サンズ(ADAMS & SON’S )大きな洗面ボウル
底辺直径約180×上部直径290×H58mm

管理番号A189

英国イングランドのアダムス・サンズの大きな洗面ボウル。

のちにジャスパーウエアを開発したアダムス・サンズのウィリアム・アダムスは、情熱迸る陶芸家だったのだろうと想像します。
ADAMS & SONSは最終的にウェッジウッドグループに吸収されますが、ウィリアム・アダムスはウェッジウッド創始者のジョサイア・ウエッジウッド と親友だったとも言われているようです。世界的に有名になったこの二人の若き日の会話は、きっと陶芸の話で大いに盛り上がったのでだろうと思います。

こちらの大きなボウルは、刻印にW ADAMS & SON’Sと、ADAMSの押し印があります。
Wは2代目ウィリアムのW。18 世紀の作品と思われます。
非常に細かい貫入が全体にあり、シャビーな雰囲気を発揮しています。
とても美しいターコイズブルーで、古い時代の光景と、それを取り囲む美しい花が描かれています。サイドに描かれた絵柄も良い感じです。

英国の屋敷を訪ねると、部屋のすみに水差しと洗面ボウルが置かれている光景をよく見ます。
水道が引かれる前は、こうして水差しの水をボウルに注いで顔を洗ったり、髪を整えていたのです。

こちらの大きなボウルの用途は不明ですが、お料理用には感じられず、おそらくそうした洗面用ではないかと予測します。とても珍しい形と大きさと思います。

ADAMSは、1657年にジョン・アダムスがThe Adams familyとして家族でStaffordshireのバースレムに窯を起こしたのが始まり。

代々続く陶芸づくりの家に生まれたウィリアム・アダムスもまた兄弟と同じく家業に携わっていきます。のちにウィリアムが引き継ぎ、18世紀の初めには銅板プリント転写技術を確立し、英国らしさ溢れる食器を生み出していきます。
この頃の作品はWilliam Adamsと呼ばれているようです。

17世期から始まり、代々受け継がれてきたADAMSは、英国の陶器づくりの世界でもかなり古窯です。確立した転写技術は外部にもれないよう、二人の職人のみによって極秘で行なわれていたそうです。
ウィリアムからさらに息子たちに引き継がれて、しっかりと製造技術を守りながら先祖11代まで受け継がれてきましたが、さまざまな窯が発展していく中で、競争が激しくなっていたのだろうとも想像します。
時代の波から逆えず、1966年にウェッジウッド(Wegewood)グループに吸収されています。

生産国 : 英国
ブランド: ADAMS&SON’S
年代 : 18世紀
サイズ : 底辺直径約180×上部直径290×H58mm
刻印:W ADAM’S&SONS
重さ:893g
コンディション : 本体にライン(最後の画像)、貫入と貫入内にシミ(最後から2枚目の画像)があります。かなり古いものになりますので、表面、裏面ともに経年の汚れがあります。美しい枯れ具合になっています。商品はアンティーク品になりますので、ご不明点などがございましたらお問い合わせください。




*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れま
せん。

*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められ
る方はご購入をお控えくださいませ。

*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれて
きたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひ
とつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディシ
ョンがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。

*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同
じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。

<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。
味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、
陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありま
すが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際、裏面に3箇所金具跡が残る部分など。

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