イングリッシュガーデンの火付け役として本の出版、TV、新聞、ラジオなどで活動させていただいていたガーデン研究家時代のこと。
英国やフランス、欧州中を毎年、数千キロを車で走り回っていた日々がありました。
泊まるB&Bやホテルも築400年や500年のアンティークで、階段や床が斜めになっていたり、天井の梁の古木が素敵な味わいを放っている家に泊まるごとに、古いものと自然に溶け込んでいる暮らしに憧れるようになりました。

そうして旅の合間に集めた古いお皿などを持ち帰ると、日本の室内の空間にしっくり馴染まず、
そこで少しずつ、古いものが魅力的に見えるような家具に変えたり、欲しいものがなければDIYをしたり。
古いお皿たちを中心に生活が一転していきました。

英国人の言葉だったでしょうか?「身体を飾るのは宝石。家を飾るのは食器」とどこかで聞いたことがあります。
そう、食器は家を飾るためにもあるのです。
見るたびに心がほっとする、心に花が咲くような器の魅力にとりつかれ、とうとうお店をオープンすることになりました。
生活雑貨が中心です。
実用的という言葉は横に置いて、そこにある
だけで空間が優しくなるものをご紹介しています。

2023年春から、アンティーク皿の輸入がとても難しくなり、税関の指示で食器の成分表が提出できないものはショップでの販売ができなくなりました。残念ですが、一度2023年5月末日でそれまでのお店を閉店しています。6月のリニューアル期間を経て、2023年7月より、お皿中心だったお店を、雑貨中心にリニューアルしています。

店長 高見澤幸子
プロフィール/ガーデン研究家・ガーデンデザイナー・ハーブ研究家・フラワーデザイナー・アロマセラピスト・瞑想教師
著書「イギリス100の庭めぐり」「シンプルで豊かな英国の暮らし」ほか4冊。


古物商許可証番号:道具商:第308772116233号(京都公安委員会)