フランス/リュネヴィル(Luneville)パッションフラワーのコンポティエ
250x250xH128mm
管理番号D1054
リュネヴィル (Lunevill)の美しいコンポティエ。
シリーズ名が読み取れないのですが、花のシリーズのようです。
コンポティエを取り囲むのはパッションフラワー。
つる植物の柔らかなラインが描かれています。
貫入があり、貫入内にうっすらシミが現れた美しい枯れ具合です。
食品監視課の指導により、食器の取り扱いを停止しています。
観賞用、デコレーション用としてご紹介しています。
生産国 : フランス
窯:Luneville
年代 : 19世紀後期
陶器シリーズ:....FLORE(最初が読み取れず)
サイズ :250x250xH128mm
刻印:....FLORE K.G Luneville
重さ :1063g
コンディション :貫入があり、うっすらシミが現れた素敵な枯れ具合です。キズやカケはありません。裏面に経年のスレ汚れがあります。
当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
リュネヴィル(Lunevilel)は、ロレーヌ地方のムルト・エ・モゼル県にあるリュネヴィル(古くは女神ディアーナを信仰する‘月Luna’と名前が入ったLunae-villeが土地の呼び名の始まり)で、近郊のサンクレマンで採れる粘土を元に、1728年にジャック・ジャンブレットがリュネヴィルに最初の陶器工場を設立し、リュネヴィル焼きの制作を始めます。1758年にはサンクレマンに第2工場を設立します。当初は上流階級向けの高級な食器を生産し、1749年にはロレーヌ公の領主御用達になっています。ルイ14世の時代、戦争のための資金調達のためシルバー製の食器製造が国王によって禁止されていた1700年〜1800年に、ロレーヌ公の命によってファイアンス焼きの食器の製造が始まっています。
ジャック亡き後、ドイツ出身のケラー(Kellen)ファミリーと友人ゲラン(Guerin) ファミリーが経営を引き継ぎ、刻印はLuneville K&Gとなります。ここから貴族のための陶器から中流階級のための食器も手がけていきます。マリーアントワネットはリュネヴィルの食器を愛し、リュネヴィルの保護もしています。小トリアノンの庭に飾られていた食器は1500とも2000とも言われています。チューリップやバラなどの花々や、鳥や動物などが描かれた温かく優しい絵柄をはじめ、1800年後半にはシノワズリやアール・ヌーヴォーなどの流行のデザインも取り入れられ、フランス国内のみならず、ヨーロッパ中に輸出されるようになります。それでも世界の変化とともに、1922年にはバドンヴィレが工場を買収し合併します。さらに1979年にはサルグミンヌと合併しています(この時の刻印はLuneville-St Clement)。その後、1981年にリュネヴィル窯は生産を停止。サンクレマン工場は1999年に生産を停止、その歴史に幕を降すことになります。
*当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。
目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合がございます。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
*ご紹介していますブロカント&アンティーク商品は、食器としてではなく、デコレーション用として輸入が認められていますことをご承知おきくださいませ。
*気をつけてみていますが、日中の太陽の光の元と夜の灯りの元では見え方が違い、気づかないダメージの見落としがある場合があるかも知れません。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められる方はご購入をお控えくださいませ。