英国イングランド アダムス(ADAMS)English Scenicカントリー風景の大きなカップとプレート
カップの直径120×持ち手を入れると155×H10mm +プレート195×195×H 35mm
管理番号22001
こちらの大きなカップとプレートは、フランスプロバンスから到着したものになります。
フランスに住んでいた英国人が使っていたのか?
フランス人が英国に旅行した際手に入れたのか?は想像にお任せします。
とても古い時代の英国ADAMSの大きなカップとプレートになります。
カップとソーサーとして入手しましたが、カップとプレートなのかも知れないとバイヤーさんが言っていました。
確かに、同じシリーズですが、少し絵柄が違っています。当時カップとプレートは別売りだったのかも知れません。このカップのみが出回ることが多いようです。
ただ、カップとソプレートは同じ時代のもののようで刻印も同じく、すっかり互いに相棒としてしっくりきています。
カップは本当に大きくて、お茶用ではありません。シリアルやたっぷりスープに使われるような大きさです。
貫入、シミもしっかりあり、その古さを表しています。
シリーズとしては1830年から1840年頃のようですが、刻印は1891年から1900年初頭頃のもののようで、時代がはっきり定まりませんが120年から190年前に作られた作品になりそうです。
このカップは、英国の風光明媚な風景をモチーフにしたシリーズ作品‘English scenic‘のひとつ。
色も単色で青色、ピンク(赤)、緑色、茶色があり、銅板転写技術を用いて描かれています。
皿地の色味は温かなアイロンストーンのクリーム色です。
カップとプレート共に細かい貫入が全体にあり、とても味わいを出しています。
William Adams Potter/アダムズ(ADAMS)は、1657年にジョン・アダムスがThe Adams familyとして家族でStaffordshireのバースレムに窯を起こしたのが始まり。代々続く陶芸づくりの家に生まれたウィリアム・アダムスもまた兄弟と同じく、家業に携わっていきます。のちにウィリアムが引き継ぎ、18世紀の初めには銅板プリント転写技術を確立し、英国らしさ溢れる食器を生み出していきます。この頃の作品はWilliam Adamsと呼ばれているようです。
17世期から始まり、代々受け継がれてきたADAMSは、英国の陶器づくりの世界でもかなり古窯です。
確立した転写技術は外部にもれないよう、二人の職人のみによって極秘で行なわれていたそうです。
ウィリアムからさらに息子たちに引き継がれて、しっかりと製造技術を守りながら先祖11代まで受け継がれてきましたが、さまざまな窯が発展していく中で、競争が激しくなっていたのだろうとも想像します。
時代の波から逆えず、1966年にウェッジウッド(Wegewood)グループに吸収されます。
生産国 : 英国
ブランド:ADAMS
年代 : 19世紀前期から20世紀初頭(1830年から1900年)
陶器シリーズ: English scenic
サイズ : カップ 直径120×持ち手を入れると155×H10mm
プレート 195×195×H 35mm
刻印: English Scenic WARRANTED STAFFORDSHIRE ADAMS ENGLAND
重さ : カップ427g プレート320g
コンディション: キズ、ヒビ、カケはありませんがカップ内側と底部全体にシミがあります。
プレートはキズ、ヒビ、カケはなく、裏面もシミ1点以外は良好です。どちらも全体に細かい貫入があります。商品はアンティーク品になりますので、ご不明点などがございましたらお問い合わせください。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れま
せん。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められ
る方はご購入をお控えくださいませ。
*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれて
きたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひ
とつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディシ
ョンがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。
*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同
じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。
<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。
味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、
陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありま
すが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際、裏面に3箇所金具跡が残る部分など。
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