フランス/ヴァロリス窯(Vallauris)民族衣装の女性の陶器の小物入れ
直径108x長さ160xH33mm
管理番号D52810
美しい民族衣装を身に纏った女性の姿の陶器の小物入れ。
ヴァロリス窯(Vallauris)の1点ものです。
ヴァロリス窯は、フランス、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地域圏、
アルプ=マリティーム県のコミューン、ヴァロリス (Vallauris)村にあり、
まさにフランスの最南地域と言える場所です。
この地域では古くから陶器が製造されていましたが、中でも良質な土が取れることから名を馳せていたのがヴァロリスです。
ヴァロリスが第一次戦争などの影響を受けて衰退した時、救ったのがピカソだったと言われています。
ピカソは、戦後間もない1946年に、この街で毎年開催されている陶器市にやって来て、故郷のスペインのような、色鮮やかなヴァロリスの陶器に魅せられ、自ら土をこねて作品の制作を始めたそうでう。
陶芸に魅せられたピカソは、この街にアトリエを構え1948年から1955年まで約7年間に亘って滞在し、
陶器だけでなく絵画、彫刻などの制作にも励み、1948年11月のパリの陶器展覧会でも大成功を収めています。
ヴァロリスには、北大路魯山人や加藤唐九郎などの日本の陶芸家も良質な土を求めてこの地を訪れています。
現在も2年ごとに開催される「ヴァロリス国際陶芸ビエンナーレ」展示会には世界中から陶芸家が参加しています。
可愛らしい女性の姿が手書きされていて、表面は貫入があり、裏面は素焼きの部分がある手作りの感ある、ほっこりする姿です。
穴が2つあり、紐を通して吊るせるようになっています。(最後の画像)
生産国:フランス
年代:19世紀〜20世紀初期
サイズ:直径108x長さ160xH33mm/
重さ:206g
コンディション:貫入があり、経年の風合いがありますが、目につくダメージのない、良好なコンディションになります。
当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合がございます。また、同じ商品でも個体によって状態が違いますので、平たい場所に置いた際にガタつきがある場合があります。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
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