フランス/ショワジー・ル・ロワ(CHOISY LE ROI)POMPADOUR (ポンパドール)Blue/取手とハンドルが優美な大きめスーピエール
250x205xH145mm
管理番号E27/23
ショワジー・ル・ロワのポンパドールモデルのスーピエール。
温かみのある深いクリーム色の皿地に、花と風景画描かれたスタイルです。
ロココ調のデザインのフレームの中に、丘の上の家、川のほとりに建つお城、
木立と、ほっと和む自然の風景が描かれ、それらを花々が取り囲んでいます。
美しい枯れ具合の大きなスーピエールです。
年代は1900年頃。
フタの取手と両手ハンドルのハンドペイントされたデザインがとても優美です。
細かな美しい貫入があり、内部とボトムにかけてシミが浮かぶ味わいある姿です。
食品監視課の指導により、食器としてのお皿の取り扱いを停止しています。
スーピエールは観賞植物の鉢として、花瓶、小物入れ、野菜入れ、毛糸玉入れ、
そのままデコレーションとしてご紹介しています。
生産国 :フランス
窯:CHOISY LE ROI
シリーズ:POMPADOUR
年代:1900年頃
大きさ:250x320xH230mm
刻印:POMPADOUR H・Boulenger&Cie TERRE DE FER CHOISY LE ROI
重さ: 2025g
コンディション:細かな美しい貫入があり、内部と外側のボトムにシミがあります。ボウルの縁取りに経年のスレ、カケがあります。最後の画像11枚をご確認ください。
当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
ショワジー・ル・ロワ(CHOISY LE ROI)は、1804年にバイヤール3兄弟によって創業。さかのぼること数年前のこと、バイヤール兄弟が磁器窯シャンティイを当時の所有者だった英国人クリストフ・ポッターから買い取り、ここでの作陶活動をしようとしていた最中の1802年。シャンティイのポッターの部下の筆頭者を始め、職人が丸ごとクレイユに転籍してしまいます。ここでの活動は難しいと判断した兄弟は、新たにショワジー・ル・ロワの地を選びます。
兄弟はここで、当時最新技術だった銅板転写の作陶を始めていきます。19世期後半には他の窯から有能な人物が集められ、窯は最盛期を迎えていきます。この時、経営に参加したイポリット・ブーランジェは1863年に工場のディレクターとなり、1878年に社名を変更しH・ブーランジェ(H・Boulenger&Cie)となっています。現在、市場で見ることのできるものは、量産ができるようになった1800年半ばから閉窯の1900年前半のものが多いようです。イポリット・ブーランジェ亡き後は彼の2人の息子が引き継ぎます。1902年にはクレイユは火事によって工場が閉鎖し、経営が困難になっていたクレイユモントローとモントロー工場を買収する形で合併し、HBCM(Hiperolyte Boulanger-Creil-Montereau)社となります。その頃、メトロの壁面に使用されるタイル製造で栄えます。ところが1934年、労働者のストライキによってショワジー・ル・ロワ工場は閉鎖し、それを機にここでの作陶が終わります。HBCM社として合併先のモントロー工場で作陶は続けられましたが、1955年に閉鎖し歴史に幕を降ろします。
*当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
*ご紹介していますブロカント&アンティーク商品は、食器としてではなく、デコレーション用として輸入が認められていますことをご承知おきくださいませ。
*気をつけてみていますが、日中の太陽の光の元と夜の灯りの元では見え方が違い、気づかないダメージの見落としがある場合があるかも知れません。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められる方はご購入をお控えくださいませ。
*商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。