フランス カフェオレボウル格子柄
ボウル直径133×底台直径62×H 70mm
管理番号B27
コーヒーが上流階級に飲まれるようになったのは1800年頃。
遅れて、一般市民もコーヒーを飲めるようになったのは1870年頃と言われています。
日本ではカフェオレボウルと呼ばれますが、フランスでの呼び名は、Bol(ボウル)またはPetit dejeuner bol(朝食用のボウル)です。
初期のボウルはスープ用で、パンをスープに浸して食べるためのものでした。
フランスではお茶にもビスケットやマドレーヌを浸して食べる文化があるように、
パンは浸して食べることからボウルは大きめに作られていたようです。
1870年頃から庶民もコーヒーを飲めるようになったとはいえ、それはまだ高級な飲み物でした。
たっぷり量にするためにカフェオレが生まれた?とも想像しますが、
実際はちょっと違うようです。
フランスのお酒といえばワインですが、コーヒーがフランスに広まろうとしていた頃、
ワイン業者がワインが売れなくなるのでは?とコーヒーに脅威を感じ、コーヒーは体に良くないと医者を通して世間に広めたのです。
それでもコーヒー人気は冷めることなく加速していきます。
この時、コーヒーをミルクで薄めると毒性が消えるといった噂が広まり、コーヒーはミルクで割る文化が生まれたようです。
ちなみに、のちに「コーヒーは体に悪い」も、「ミルクで薄めるとコーヒーの毒性が消える」も、ただの迷信と置き換えられたようです。
そして、フランス人たちは、そのカフェオレにもパンやマドレーヌなどを浸して食べていたのです。
スープを飲む時と同じ感覚を持って、スープボウルとして始まったボウルをカフェオレのときも使っていたに過ぎなかったのかも知れません。
フランスのカフェオレボウルの定番ともいえる格子柄。
茶色とグリーンが到着しました。
刻印がないため窯元は不明です。
茶色は縁取りに小さな汚れとカケがありますが、状態はとても良いです。
グリーンは縁取りに数カ所カケとスレがありますが、概ね状態は良好です。
ヴィンテージ&アンティークで見るカフェオレボウルはダメージの多いものが多い中で、
この2点はかなりコンディションが良いと思います。
古いものなので経年の劣化はありますが、まだまだ活躍してもらえそうです。
どちらも裏面の台座は経年の汚れがあります。写真にてご確認ください。
カフェオレボウルはいつも衰えることのない人気の商品ですが、
カフェオレ用とこだわらず、スープやシリアルにも活躍してくれます。
茶色はSOLD OUTになりました。
税込み4300円
生産国 : フランス
年代:不明
サイズ : ボウル直径133×底台直径62×H 70mm
重さ: 茶色262g グリーン286g
コンディション: 茶色は縁取りに小さな汚れとカケがありますが、状態はとても良いです。
グリーンは縁取りに数カ所カケとスレがありますが、概ね状態は良好です。どちらも裏面の台座は経年の汚れがあります。写真にてご確認ください。商品はヴィンテージ品になりますので、ご不明点などがございましたらお問い合わせください。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れま
せん。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められ
る方はご購入をお控えくださいませ。
*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれて
きたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひ
とつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディシ
ョンがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。
*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同
じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。
<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。
味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、
陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありま
すが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際、裏面に3箇所金具跡が残る部分など。
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