フランス/ ペクソンヌ(PEXONNE )FLORIDE F.F インコと花のお皿/205×205×H24mm /管理番号21015フランス/ ペクソンヌ(PEXONNE )FLORIDE F.F インコと花のお皿
205×205×H24m
管理番号A108
フランス北東部のロレーヌ地方のペクソンヌで1836年に、ニコラス・フェナルが始めたペクソンヌ窯。
ニコラス亡き後は、彼の息子と甥たちが引き継ぎ(刻印は、Fenal frères F F)大きく成長していきます。
こちらのお皿の刻印は‘FLORIDE F.F PEXONNE’。
ニコラスの息子と甥たちが引き継いだ後に始まったF・F・PEXONNE (FENAL Frères)の刻印です。
作られた時代は19世紀後期の1870年から1890年頃と思われます。
ペパーミントグリーンで描かれたのは、バラの枝でくつろぐインコ。毛並みが丁寧に描かれ、とても繊細です。
下の方には実と鳥が飛んでいます。そして縁取りは花で囲まれているといった可愛らしい絵柄で、お皿の縁取りは軽く花弁のようにかたどられています。淡いペパーミントグリーンの色にとてもフランスらしさを感じる1枚です。こちらのお色と絵柄のデザインはとても珍いものです。
焼き菓子などのお皿にしたり、小物を置くトレーとしてお使いいただいても楽しいと思います。
表面にカトラリー跡、裏面に窯キズがありますが、つややかで目に付くダメージのない良好なコンディションです。
ペクソンヌ(PEXONNE)は、1719年、ペクソンヌにニコラス・フェナルが窯を始めます。近隣諸国との戦争が続いていた時代、金属類の不足から、ルイ14世は銀食器の使用禁止を命じたため、‘銀食器に代わるものをファイアンスで作りなさい’とロレーヌ地方の公爵がペクソンヌ村に窯を作らせたのが始まりです。1836年からニコラスが正式オーナーとなり、ニコラス亡き後は息子と甥たちが引き継ぎ(バックスタンプはFenal frères((F F))大きく成長していきます。ペクソンヌはリュネヴィル、ニダーヴィレー、サンクレモン、バドンヴィレーなど著名な窯がある場所でしたが、それらで活躍していた職人たちがペクソンヌに移ったことで、窯は大いに盛り上がります。そこで、ペクソンヌ フェナル兄弟(PEXONNE FENAL Freres)として成功を収めます。その後甥の一人のテオフィル・フェナルがバドンヴィレーに窯を開いて分窯。新しい手法を展開していくバドンヴィレーに注目が集まるようになり、次第にバドンヴィレーが優勢になっていきペクソンヌ窯は終わりを迎えることになります。
税込み5900円
生産国 : フランス PEXONNE F.F.
ブランド:ペクソンヌ
年代 : 19世紀後期 (1870〜1890年頃 )
陶器シリーズ: FLORIDE
サイズ : 205 x 205 x H24mm
刻印 FLORIDE F.F PEXONNE
重さ : 266g
コンディション :表面にカトラリー跡(画像17枚目)、裏面に窯キズ(画像15〜16枚目)がありますが、つややかで目に付くダメージのない良好なコンディションです。
当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。また、同じお皿でも個体によって状態が違いますので、平たい場所に置いた際にガタつきがある場合があります。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求めら
れる方はご購入をお控えくださいませ。
*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれ
てきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべ
て、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコ
ンディションがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。
*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、
同じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。
<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。
味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあ
り、陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりが
ありますが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際、裏面に3箇所金具跡が残る部分など。
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