幸運のヤドリギと少女 /1000回の親愛なるキスを贈ります「Bonne Anne'e」1910年代頃/管理番号G65

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幸運のヤドリギと少女 /1000回の親愛なるキスを贈ります「Bonne Anne'e」1910年代頃
14cmx9cm

管理番号G65

冬のフランスに幸運を告げるヤドリギの大きな枝。
その瑞々しい緑を背に、胸元でそっと手を組みながらはにかむように微笑む愛らしい少女。今から110年ほど前のベル・エポック期の美しい新年のリアルフォト(写真)・ポストカードです。
下部に施されたゴールドの美しい型押し文字は「Bonne Anne'e(あけましておめでとうございます)」。西洋で古くから「魔除け」や「幸福をもたらす聖なる植物」として大切にされてきたヤドリギ(gui)をモチーフに、新しい一年の幸せを祈って作られた特別な一枚です。
ベースとなる白黒写真の上から、当時の職人が一枚ずつ丁寧に色彩を重ねた「手彩色(ハンドカラー)」の技法が用いられていて、少女の身に纏うストライプのスカートやリボン、そして可愛らしい頬の赤みが、長い歳月を経たセピア調の紙肌の中で美しく息づいています。
表面の左上には、クラシックな緑色の「種まく女(Semeuse)」の切手と消印がそのまま残されており、歴史の息吹をリアルに感じさせてくれます。

裏面をめくると、ため息が出るほどエレガントで流麗な万年筆の筆跡が広がります。
左側には「Mille Bons baisers(1000回の親愛なるキスを贈ります)」という、フランスらしい温かく親密な新年の挨拶と、クレマンティーヌという女性の名前。
宛先を紐解くと、パリ近郊の街クールディマンシュで「パン屋さん(boulanger)」を営むご両親の元にいる、マリー・ブーシェというお嬢さんへ宛てて大切に届けられたものであることが分かります。
100年前のフランスの、ある冬の日に交わされたささやかで温かい日常のひとコマ。
小麦と焼き立てのパンの香りが漂うのどかな田舎町の風景までが、色褪せたインクの跡から鮮やかに浮かび上がります。


お部屋の飾り棚やデスクの片隅にそっと立て掛けるだけで、空間に静かで優しいノスタルジックな時間を運んでくれる貴重なコレクションピースです。

長い歳月を旅してきたこのカードの愛おしい物語を、ぜひお手元でお楽しみください。
状態: アンティーク品特有の風合い(味)をお楽しみください。

当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。

*商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。


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