【1909年消印・世紀末の薫り】フランス アンティーク・ポストカード「花籠を背負う少女(Amitie')」金文字・手彩色/管理番号G94

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【1909年消印・世紀末の薫り】フランス アンティーク・ポストカード「花籠を背負う少女(Amitie')」金文字・手彩色14cmx9cm
管理番号G94

表面の左上に、流麗なアール・ヌーヴォー調の書体で「Amitie'(友情・親愛)」とゴールドの箔押しが施された、1909年のポストカード。背中に溢れんばかりのパステルカラーの花籠を背負い、エプロンドレスを翻して愛らしく微笑む巻き髪の少女。

モノクロの写真に、ドレスのペールグリーンやピンク、花びらの色彩が1色ずつ手作業で丁寧に色付けされた(ハンドティント)、ベル・エポック期ならではの極めて贅沢な職人技が光る逸品です。
特筆すべきは、表面右下にそっと残された1909年7月14日の消印と赤い切手。

裏面にはパリのカルチエ・ラタン地区にある歴史的な「モンジュ通り」の住所が、まるでカリグラフィーのお手本のように美しい手書きの筆記体で綴られています。
表裏どちらを向けても完璧な美しさを放つ、コレクションの主役に相応しい特別な1枚です。

受取人: Mademoiselle Jeanne Laraigne 様(ジャンヌ・ラレーニュお嬢様)
住所: 11 rue Monge, Paris(パリ、モンジュ通り 11番地)
お届け先の「モンジュ通り(Rue Monge)」は、パリ5区(カルチエ・ラタン地区)に実在する有名な歴史ある通りです。近くには古代ローマ時代の遺跡「アルルの円形闘技場(パリの闘技場)」や植物園があり、当時も今もパリの中心地として賑わう一等地です。左側のメッセージ"Bonjour Marraine, nous t'embrassons bien et nous pensons que tu n'es pas malade, ni Monsieur Fabre non plus. Lucienne, Herminie"
「こんにちは、代母様(マレーヌ)。私たちはあなたにたくさんのキス(愛)を贈ります。あなたも、そしてファーブルさんも、病気にかからず元気でいてくれていると私たちは思っています(願っています)。」(リュシエンヌ、エルミニーより)


差出人の「Lucienne(リュシエンヌ)」と「Herminie(エルミニー)」は、おそらくまだ小さな姉妹(または兄弟)です。自分たちのゴッドマザー(代母)であるジャンヌさんに向けて、「病気になってない?」と純粋に気遣うメッセージを一生懸命に書いています。
メッセージに出てくる「Monsieur Fabre(ファーブルさん)」は、代母であるジャンヌさんのご主人か、あるいは同居している親族、もしくは子供たちにとって親しいおじさんだと思われます。
家族みんなの健康を遠くから願う、子供たちの健気な優しさが120年以上の時を超えて伝わってきます。宛名面の「Paris」の文字だけが、ペンを何度も往復させて特別に太く美しく飾り書きされており、田舎(あるいは別の街)から大都会パリに住む大好きなマレーヌへ届くようにという、子供たちのワクワクした気持ちが視覚的にも表現された素敵な1枚で

状態: アンティーク品特有の風合い(味)をお楽しみください。

当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。

*商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。


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