フランスから届いた手書きの記憶/美しいカリグラフィーの公文書「1846年パンブフで作成された法律家としてのキャリアを目指す若者の経歴証明書」
管理番号G19
芸術的に美しいカリグラフィーの公文書。
1846年にフランスのロワール=アンフェリウール県パンブフ(Paimbœuf)の公証人組合で作成された、公証人見習い(書記)の実習(勤務)登録簿の抜粋です。
法律家としてのキャリアを目指して実務研修を開始した若者の公式な経歴証明書となっています。
2つ折の4面すべてに記入されています。
実用的な書類でありながら、まるでアートピースのような美しさを持つこの1枚。
職人の手によって緻密に綴られた文字の並びや、時を重ねてセピア色に変化した紙肌は、見る人を一瞬でヨーロッパの古いアトリエへと誘います。
登録番号:第290号
パンブフ郡公証人規律組合 登録簿からの抜粋
1846年1月29日木曜日。
公証人であり、組合の秘書(書記)を務める下名たるトゥシャール氏の前にて。
出頭者:エドモン・ヴィクトール・ルノー氏。公証人書記(見習い)。現在はパンブフの公証人グアン氏の事務所にて勤務中。
同氏は、1843年1月4日の国王令を遵守するため、当組合が管理する実習登録簿への登録を申請した。これに伴い、同氏は以下の書類を提示し、アーカイブ保管のために提出した。
1° ル・タンプル(Le Temple)町長により1846年1月26日に交付された、自身の出生届の写し。
2° 同月29日(本日)にグアン公証人より交付された、ルノー氏が1845年11月1日から同氏の事務所にて書記として勤務を開始したことを証明する実務証明書。
*法律家(公証人)への道:19世紀フランスにおいて、公証人(Notaire)は不動産取引や遺言、婚姻契約などを一手に担う大変権威のある法律職でした。若きエドモン・ルノー氏が、1845年11月からパンブフの事務所で実習(stage)を始め、それを組合に公式登録した際の記録です。
1846年の「国王印紙」:左上に「TIMBRE ROYAL(国王印紙)」の丸いエンボススタンプが確認できます。これは1848年のフランス革命(二月革命)によってルイ・フィリップの王政が倒れる直前の、貴重な王政後期の公文書であることを示しています。
印刷物には決して真似できない、当時の職人や書記官の息遣い、そしてひとつの家族の物語が、この1枚に静かに息づいています。
お気に入りのフレームに入れて壁に飾るだけで、空間に圧倒的な深みとアンティークならではの気品をもたらします。歴史の一片を、あなたの特別なコレクションや、お部屋のアクセントとして迎えてみませんか。
生産国 : フランス
サイズ :42cmx30cm
コンディション : 経年の日焼け、折れ線にスレ汚れなどがあります。
当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
*気をつけてみていますが、日中の太陽の光の元と夜の灯りの元では見え方が違い、気づかないダメージの見落としがある場合があるかも知れません。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。
*商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。