フランスアンティーク 星の紋章が刻まれた19世紀の旗竿飾り(フィニアル)
管理番号G923/7
フランスの蚤の市から届いた、シャープで美しいスピア(槍)型の国旗・組織旗用の旗竿先端飾り(フィニアル)。
中央のメダリオン部分には、勝利や栄光、希望の象徴である「星(五芒星)」が浮き彫りにされており、その周囲をクラシカルな装飾が美しく囲んでいます。2枚の型押し金属を立体的に張り合わせた、19世紀頃の伝統的な製法で作られています。
何よりの魅力は、筒状になった底部のリアルなコンディションです。当時、実際に使われていた木製のポールが先端で折れたまま、今も中に残されています。ただのレプリカやデッドストックにはない、激動の時代を実際に現場でくぐり抜けてきた本物のアンティークならではの圧倒的な説得力があります。
この旗竿飾り(フィニアル)の製造年代は、およそ19世紀末から20世紀前半(1880年代から1940年代頃/第一次世界大戦前後から第二次世界大戦期)のものと推測されます。 金属板を型に押し当てて立体的に成形する「プレス成形(型押し加工)」で作られ、前後2枚のパーツを接合した中空構造になっています。この製法は、19世紀の終わりから20世紀前半にかけて、軽くて量産しやすい軍や組織用の旗竿飾りとしてフランスで広く用いられた典型的な仕様です。
星(五芒星)と月桂樹の紋章。中央の「星と月桂樹」の意匠は、特定の王政や共和国の文字(RFなど)に縛られないデザインです。これは当時のフランス軍の退役軍人会、地方の消防隊(Sapeurs-Pompiers)、市民団体、あるいは学校の青年団といった、さまざまな準公的組織の「連隊旗」や「組織旗」として特に使われていたモチーフで、1900年前後に流行しました。
木製ポールの痕跡。底部の木製ポール(旗竿)の質感や経年劣化の度合いも、19世紀中頃から20世紀初頭のミリタリーや儀礼用のフラッグポールの特徴と完全に一致しています。
「映画レ ミゼラブル」の民衆の歌の場面での振られている旗のポールのトップを飾っています。このフィニアルが、どんな場面で使われ、どんな場面で折れたのか?と妄想します。
経年により落ち着いたメタルの風合いは、デスクの上のペーパーウェイトとして、また棚やキャビネットにそっと立てかけるだけで、空間にフレンチシックな深みを与えてくれます。歴史のストーリーを語る、特別なオブジェとしていかがでしょうか。
生産国:フランス
年代:19世紀後期から20世紀初期
サイズ:最大幅3cmx長さ9cmx直径1.5cm
重さ:10g
コンディション:経年の風合いです。
当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それにも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
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*商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。