名門ブジャール工房|名門ブジャール工房|「フランスの最も美しい村」ベルヴェスで暮らす小さな女の子の元へ届いた新年のお祝い14cmx9cm
管理番号G45
純真な眼差しに魅了される、大きなリボンを纏った少女の肖像表面には、頭に大きな白いリボンをあしらい、レースの美しいドレスを着てそっとこちらを振り返る、可憐な少女のノスタルジックなポートレートのポストカード。
どこか神秘的で無垢な彼女の眼差しは、見る人の心を惹きつける圧倒的な存在感を放っています。
右下には、20世紀初頭のパリで芸術性の高いポートレート絵葉書を数多く世に送り出した名門工房「E.B.(Editions Bougeard / E. Bougeard Paris)」の貴重な立体ロゴマークとシリアルナンバー(724)が残っています。
裏面には、親しい家族間で交わされた温かい新年のメッセージ(Bonne Anne'e)が流麗なフランス語の筆記体で紙面いっぱいにびっしりと綴られています。
「che're petite Paule(親愛なる小さなポールへ)」と呼びかけ、田舎で良い子にしていること、病気にならないこと、そして家族みんな(パパ、ママ、アンドレたち)からのたくさんのキスが優しく書き込まれており、当時のリアルな生活の体温と歴史のストーリーを今に伝えています。
宛先はロット=エ=ガロンヌ県のルイ氏(Monsieur Louis)へ届けられたものです。
Monsieur Louis Mortemousquea Belve'sSieu pasteurDordogneMonsieur Louis Mortemousque:ルイ・モルムスク様一族(おそらくロールちゃんのお父さんかお祖父さん)の名前です。
「Mortemousque」はフランス南西部のペリゴール(ドルドーニュ)地方に特有の歴史ある珍しい苗字です。
a Belve's:ベルヴェス(Belve's)にて。ドルドーニュ県に実在する、「フランスの最も美しい村」の一つにも選ばれている中世の美しい丘の上の村です。
Sieu pasteur / Sier pastour:シゥ・パストゥール(地名・地区名)ベルヴェスの村の中にある、特定の古い邸宅、農場、あるいはプロテスタントの牧師館(pasteur)に関連する伝統的な地名(小地名)と考えられます。
Dordogne:ドルドーニュ県。下部には手書きで「me'me', pe'pe'(おばあちゃん、おじいちゃん)」といった家族の愛称のメモがうっすらと見えます。
叔母のリュシーさんから、幼いロールちゃんへ向けた温かいメッセージです。当時の子供への教育的な視点も見えて微笑ましい内容です。
che're petite Laureje te souait [souhaite] une bonneane's [bonne anne'e] et que tu soi [sois] bien saze [sage] que tu a prain [apprends] bien a' la canl [l'e'cole] et que tu ne soi [sois] pas mallade [malade] et je te soite [souhaite] aysi [aussi] que le petit je'sus te parlde [parle] de ton papa tu en bassra [embrasseras] bien pour moi maman, andre'a, un gran baiser de ta tanteLuci [Lucie]
可愛い小さなロールへ
あけましておめでとう。今年もお行儀よく(良い子に)して、学校でお勉強をしっかり頑張って、病気にならないようにね。そして、幼子イエス様があなたのお父さんのお話をしてくださるよう祈っています。私の代わりに、お母さんとアンドレアにたくさんキスをしてね。あなたへ、大きなキスを贈ります。あなたのリュシー叔母さんより。
読み解きのポイント可愛らしいスペルミス(音文字):この手紙は、あえて子供が発音する通りの響き(音真似)で書かれているか、あるいは口語的なニュアンスを残すために「souhaite → souait」「bonne anne'e → bonneane's」「sage → saze」「malade → mallade」など、100年前の当時の親しみやすい崩した綴り(あるいは地方の訛りを含んだ書き方)で綴られています。
小さな子供への新年の願い:「良い子にする(sage)」「学校(e'cole)をがんばる」「病気にならない(malade)」という、いつの時代も変わらない子供の健やかな成長を願う叔母さんの愛情がたっぷり詰まっています。
パブリッシャーの刻印:カードの上部には、ひっくり返った状態で「E.R. PARIS」と印刷されています。
これは20世紀初頭にフランス・パリで数多くの美しいポストカードを出発していた高名なメーカー「E'ditions R.J. (E.R.)」の刻印です。
「フランスの最も美しい村」ベルヴェスで暮らす小さな女の子の元へ届いた、お正月のとても温かい家族の1枚です。
100年以上の歳月だけが作り出せる、セピアを帯びた絶妙なヴィンテージの質感と、家族の愛情が融合した、コレクション価値の大変高い逸品です。
モノトーンやシックなインテリアに。落ち着いた色調のカードなので、アンティークの木製フレームやアイアンのスタンドに飾るだけで、お部屋の一角がクラシカルな洋館のような雰囲気に変わります。
ショップの撮影プロップス(小道具)として。ヴィンテージの子供服、レース、天然石のジュエリー、ドライフラワーなどの物撮り背景に添えると、商品の持つノスタルジックな世界観がぐっと引き立ちます。
貴重なコレクションに。子供・少女モチーフの紙モノを集めている方や、パリの名門工房(E.B.)のヴィンテージアイテム、古い手紙がお好きなコレクターの方への特別なギフトにも最適です。
世界にただ一枚しか存在しない、温かい新年の祈りが込められた芸術的なカードを、ぜひお手元にお迎えしてみませんか。
年代: 20世紀初期
状態: アンティーク品特有の風合い(味)をお楽しみください。
当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
*商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。