オキュパイトジャパン(OCCUPIED JAPAN)/ウィローパターンディナー平皿「MM」
234x234xH28mm
管理番号284
MADE IN OCCUPIED JAPANのウィローパターンディナー平皿。
1780年頃。英国で生まれたウィローパターンは、柳の木を中心に描いた絵皿にロミオとジュリエットのような愛の物語が描かれています。
数世紀を超えて、世界が愛した物語として世界中に広まったパターンですが、
日本には江戸時代後期にやってきたそうです。
明治になって、日本でもさまざまな陶器製造所がこのウィローパターンを作り出してきました。
刻印のないものも多く、現在では窯元がどこかわからないものも多くあります。
ウィローパターンは国内で使われるだけではなく、戦前、戦後も、日本各地で造られたウィローパターンの器たちが海を渡って、世界に届けられていたのです。英国の絵柄が日本で作られ、世界に輸出されていたというのは不思議な感じがします。
1890年米国マッキンレー関税法により、米国向けの日本製品に英語で原産地国名の表示が義務付けられました。日本からの輸出用のものには裏面にNIPPONと刻印を押すことが日本で設定されたのですが。
NIPPONは英語じゃないことに気づかぬまま、1891年から1921年まで誤ってNIPPONが採用されたままになっていました。その後、NIPPON はJAPANに変更されるのですが、第2次世界大戦後の1947年から1952年までの5年間は、米国に輸出されるものには必ずMADE IN OCCUPIED JAPAN(占領下日本製)の刻印が義務付けられました。
特別な刻印として、このMADE IN OCCUPIED JAPAN(MIOJもの)はコレクターが多く、特別な価値を持つものになっています。1952年以降はJAPAN/ MADE IN JAPANとなっています。
日本の古いもので刻印のないものは1890年以前のものか、国内用となるようです。
こちらは、MADE IN OCCUPIED JAPANウィローパターンディナー平皿「HH」です。
表面に細かい貫入があり、部分的に絵柄の色の薄い部分とよれがあります。裏面台座に少し汚れがありますが、表面はつややかで使用感がなく、全体的に状態は良いものになります。
ウィローパターンについて詳しくは、サイトトップページ左側の「ウィローパターンに魅せられて」をご覧いただけますと嬉しいです。
生産国 : 日本
窯:不明
年代:1947年〜1952年
サイズ:234x234xH28mm
刻印:MADE IN OCCUPIED JAPAN
重さ :603g
コンディション:表面に細かい貫入があり、裏面台座に少し汚れがあります。表面はつややかで使用感がなく、全体的に状態は良いものになります。商品はヴィンテージです。ご不明点がございましたら、お問い合わせください。
*当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。
目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
*気をつけてみていますが、日中の太陽の光の元と夜の灯りの元では見え方が違い、気づかないダメージの見落としがある場合があるかも知れません。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められる方はご購入をお控えくださいませ。
*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディションがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。
*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。
<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありますが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際についたもの。
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