オランダ /デルフト焼きの大きなマグ
直径70×底直径83×H169mm
管理番号B34
オランダのデルフトの町で始まったデルフト焼き。
現在呼ばれるデルフト陶器、またはデルフト焼きは1640年頃から製造されています。
白色の釉薬を下地にして、スズ釉薬を使って彩色、絵付されるのが特徴です。
白色の皿地に鮮やかな青で絵が描かれた日本の伊万里にも影響を受けていて、
白いお皿に青で絵柄が付けられていることから、デルフトブルーとも呼ばれています。
多くの窯が存在し、1640年から1740年頃は最も盛んにデルフト焼きが行われていました。
世界の窯産業と同じく、世の中の流行や時代の変化に伴って、少しずつ衰退し、
現在は1653年創業の王立ポースレン・フレス(PORCELEYNE FLES)のみがロイヤルデルフトとして、この伝統を守り続けています。
こちらのデルフト焼きは、珍しいワインカラー。
このまま飾っても素敵です。ドライフラワーや庭花を飾るのも似合いそうです。
裏面にハンドペイントとあります。
柵に囲まれた庭の絵柄も裏面のサインも手書きです。
AMSTELとアムステル運河の名前が書かれているので、運河近くで提供されていたものと思われます。
年代は不明ですが全体に貫入が入り、裏面台座にはシミがあります。
かなり古いものと思われます。
生産国 : オランダ
サイズ : 直径70×底直径83×H169mm
重さ: 483 g
コンディション : 全体に貫入があり、カップ口まわりに細かいカケ。裏面の台座に経年の汚れがあります。写真にてご確認ください。商品はヴィンテージ品になりますので、ご不明点などがございましたらお問い合わせください。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れま
せん。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められ
る方はご購入をお控えくださいませ。
*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれて
きたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひ
とつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディシ
ョンがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。
*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同
じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。
<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。
味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、
陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありま
すが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際、裏面に3箇所金具跡が残る部分など。
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