フランスHB&Cie TERRE DE FERフレンチフラワーディナープレート
230×230×H25mm
管理番号21025
パリから到着した絵のようなHB&Cieの花のお皿です。
TERRE DE FERは半陶器半磁器を表しています。
温かなクリーム色の皿地に、緑がかったグレーで丁寧に花が描かれています。
庭に咲き誇る花たちが風に揺れている。
そんな初夏を思わせる美しく繊細なお皿です。
Choisy le RoiのHB&Cie(Hautin Boulenger)時代の刻印があり、1878年から1900年前半に作られたと思われます。
縁取りは波のようなガーランドが描かれ、優しく甘い雰囲気を放っています。
表面にごくわずかに重ねた際のようなスレキズ(画像18枚目)がありますが、使用された形跡のないツヤのある表面です。カケ、シミもない美しいおさらですが、貫入にそってヒビ( 画像26〜27枚目)があります。絵柄にそって入っているためあまり目立ちませんが、お皿としての使用ではなく、飾って楽しんでいただけましたらと思います。お安くしています。
HB&Cie(Hyppolyte-Boulengen&Cie)は、1804年にパリ近郊ショワジー・ル・ロア(Choisy le roi)で創業した窯元。ショワジー・ル・ロワ (Choisy Le Roi)でバイヤール3兄弟によって創業後、経営に参加したポリット・ブーランジェが1863年に工場のディレクターとなった後、1878年に社名を変更しH・ブーランジェ(H・Boulenger&Cie)となり最盛期を迎える。その後1920年にクレイユ・エ・モントロー(Creil et Montereau)と合併しHBCM(Hiperolyte Boulanger-Creil-Montereau)社となる。ところが1934年、労働者のストライキによってショワジー・ル・ロワの工場が閉鎖。それを機に、ここでの作陶が終わります。HBCM社として合併先のモントロー工場で作陶は続けられましたが、それも1955年に閉鎖します。
税込み4000円
生産国 : フランス
ブランド:ショワジー・ル・ロワ(Choisy le Roi)(?)TERRE DE FER
年代 : 19世紀後期から20世紀前半頃。
陶器シリーズ: PORNIC
サイズ : 230×230×H25mm
刻印: TERRE DE FER HB&Cie PORNIC
重さ : 391g
コンディション:表面にごくわずかに重ねた際のようなスレキズ(画像18枚目)がありますが、使用された形跡のないツヤのある表面です。カケ、シミもない美しいおさらですが、貫入にそってヒビ( 画像26〜27枚目)があります。絵柄にそって入っているためあまり目立ちませんが、お皿としての使用ではなく、飾って楽しんでいただけましたらと思います。お安くしています。
当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。また、同じお皿でも個体によって状態が違いますので、平たい場所に置いた際にガタつきがある場合があります。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れま
せん。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められ
る方はご購入をお控えくださいませ。
*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれて
きたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひ
とつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディシ
ョンがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。
*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同
じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。
<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。
味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、
陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありま
すが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際、裏面に3箇所金具跡が残る部分など。
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