フランス /サン・クレマン(St Cle'ment)薔薇の深皿「A」
250×250×H35mm
管理番号C6222
フランスから到着しましたサン・クレマン(St Cle'ment)薔薇の深皿。
10枚ともすべて手描きされ、刻印も手書きという珍しいもの。
サン・クレマン(St Cle'ment)は、リュネヴィルが始めた窯です。
こちらのお皿たちはリュネヴィル ではなく、サン・クレマン(St Cle'ment)の刻印になっています。
この刻印サインを使うタイミングはどこかと考えてみましたが、おそらく1981年から1999年の間と思います。
サン・クレマン(St Cle'ment)はリュネヴィル の窯でしたが、その後、所有者が変わるごとに刻印などにも変化があります。
リュネヴィルが1981年に生産を終えてから、サン・クレマン(St Cle'ment)窯が閉鎖するまでの期間に使われていたものと思います。
貴重なサン・クレマン(St Cle'ment)刻印のお皿になります。
こちらは薔薇の深皿「A」です。
勢いのある大胆なタッチで薔薇のブーケが描かれています。
裏面に窯キズ、台座にスレがありますが、
目に付くダメージの見当たらない、素晴らしいコンディションです。
サン・クレマン(St Cle'ment)は、ロレーヌ地方のムルト・エ・モゼル県リュネヴィルで1728年にジャック・ジャンブレットがリュネヴィル(Lunevilel)窯を始めます。
リュネヴィルから東に12kmほどの、サンクレマンで採れる粘土を元に製陶をしていたことから、1958年には第2工場としてサン・クレマン(St Cle'ment)でも窯を始めます。
ルイ15世スタイルのデザインを取り入れた作陶が人気を呼び、ルイ16世時代にはマリーアントワネットのトリアノンのために作品を作っています。
そこから、ロイヤルサプリエの称号を受けり世界的な評価を得て活躍します。
ジャック亡き後、ドイツ出身のケラー(Kellen)ファミリーと友人ゲラン(Guerin) ファミリーが経営を引き継ぎ、刻印はLuneville K&Gとなります。チューリップやバラなどの花々や、鳥や動物などが描かれた温かく優しい絵柄をはじめ、シノワズリやアール・ヌーヴォーなどの流行のデザインも取り入れて、フランス国内のみならず、ヨーロッパ中に輸出されるようになります。
それでも世界の変化とともに、1922年にはバドンヴィレが工場を買収し合併します。さらに1979年にはサルグミンヌと合併しています(この時の刻印はLuneville-St Clement)。その後、1981年にリュネヴィル窯は生産を停止。サンクレマン工場は1999年に生産を停止、その歴史に幕を降すことになります。
税込み7400円
生産国 : フランス
ブランド:St Cle'ment
年代 :1981〜1999年頃と思われます。
サイズ :250×250×H35mm
刻印:St Cle'ment France
重さ 463g
コンディション :裏面に窯キズ、台座にスレがありますが、目に付くダメージの見当たらない、素晴らしいコンディションです。
当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。また、同じお皿でも個体によって状態が違いますので、平たい場所に置いた際にガタつきがある場合があります。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れま
せん。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められ
る方はご購入をお控えくださいませ。
*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれて
きたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひ
とつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディシ
ョンがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。
*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同
じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。
<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。
味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、
陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありま
すが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際、裏面に3箇所金具跡が残る部分など。
#フランスブロカント#イギリス蚤の市#フランス蚤の市#アンティーク#アメリカヴィンテージ#アメリカアンティーク#古道具#フランスアンティーク#イギリス アンティーク#サルグミンヌ#ジアン#クレイユモントロー#ロンウィー#素敵な雑貨#1点もの#ピュータープレート#お皿#プレート#カフェ#ティーカップ#ヴィンテージ#ショワジールロワ#リュネヴィル#ペクソンヌ#バドンヴィレ