英国イングランド/MINTON(ミントン )GREEN COCKATRICE(グリーン・コカトリス)/ミルクピッチャー
95x70xH75mm
管理番号D10181
フランスから到着しました、英国イングランドのミントンミルクピッチャー。
コカトリスは伝説上の生き物で、紋章などでも見かけることがある不思議な鳥です。
フランス語では「コカドリーユ」と呼ばれ、少し姿が違うようです。
年代は20世紀中期頃と思われます。
2015年にミントンが閉窯して今年で7年目となり、
世界がミントンを求めているのではないかと思うほど、人気が高まっています。
流通がほとんどないため、手に入りにくくなっていて、加えて驚くほど高価です。
今回、コカトリスがシリーズで到着しました。
フランスのオークションで落としたので揃った次第です。
デミタスカップ、ティーカップ、デジュネ用セット、ティーポット、ミルクピッチャー、シュガーポットが入荷しました。
こちらはミルクピッチャー。
優しいカラーハーモニーの絵付けは、職人による手描きです。
注ぎ口の花や取っ手の花が可愛らしく、飾っても優美です。
非常に状態の良いもので、大切に保管されてきたものと思います。
税込み5900円
MINTON(ミントン)は、イングランドの陶器の町ストーク・オン・トレントで、トーマス・ミントンにより1793年に創業。彫刻師として技術を磨いてきたトーマス・ミントンは、スポードやウェッジウッドの銅板彫刻をしていましたが、自分自身の窯で製造から銅板転写までをしていきたいとの願いからミントン窯がスタートしました。世界にその名を轟かせたミントンですが、創業当時は小さい窯と小さな小屋が出発地点だったそうです。そののち上流階級、王族貴族たちを魅了するセーブルスタイルの上質な陶磁器でその地位を獲得していきます。世界で最も美しいボーンチャイナと呼ばれ、1840年ヴィクトリア女王より賞賛される。1856年から王室御用達となります。
「アフタヌーンティーの代名詞」や「ヴィクトリア女王に愛された陶磁器」の呼び名を持つまでに発展しますが、テーブルウエアだけでなく、実は素晴らしいフィギュアやタイルも製造しています。
そうした世界のミントンですが、時代の変化の中で2015年にウェッジウッド、ロイヤルドルトン、ロイヤルアルバートがフィンランド企業の傘下に入ったことから、同じグループに属していたミントンはその歴史に幕を下ろすことになりました。
生産国:英国
窯:MINTON
年代:1920年以降
サイズ:95x70xH75mm
刻印:MINTON
重さ:105g
コンディション:貫入は見当たりません。裏面台座に経年の汚れ(最後から2枚目の画像)、ピッチャー内部底にライン(最後の画像)があります。
当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。また、同じお皿でも個体によって状態が違いますので、平たい場所に置いた際にガタつきがある場合があります。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
*当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。
目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
*気をつけてみていますが、日中の太陽の光の元と夜の灯りの元では見え方が違い、気づかないダメージの見落としがある場合があるかも知れません。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められる方はご購入をお控えくださいませ。
*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディションがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。
*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。
<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありますが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際についたもの。
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