フランス/ショワジー・ル・ロワ(CHOISY LE ROI)FLOREAL大皿
276x276xH30mm
管理番号E78/38
ショワジー・ル・ロワ(CHOISY LE ROI)のFLOREALモデルの大皿。
ショワジー・ル・ロワらしいガーランドのデザインが周囲に施され、
バラ、オダマキ、矢車草、マムの花などの6点のポイントがあります。
年代は1878年以降の19世紀後期頃。
とてもエレガントな姿です。
軽く120年から140年超えの美しい枯れ具合になっています。
食品監視課の指導により、食器としてのお皿の取り扱いを停止しています。
観賞用、デコレーションとしてご紹介しています。
生産国 :フランス
窯:CHOISY LE ROI
シリーズ:FLOREAL
年代: 1878年以降の19世紀後期
大きさ:276x276xH30mm
刻印:Hte BOULANGER Cie TERRE DE FER Choisy Le Rol FLOREAL
重さ: 671g
コンディション: 貫入があり、貫入内にうっすらシミが浮かぶ、アンティークらしい美しさを放っています。裏面は全体にシミが広がっています。キズ、カケなどもなく、年代を思うときなかなか良いコンディションと思います。
当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
ショワジー・ル・ロワ(CHOISY LE ROI)は、1804年にバイヤール3兄弟によって創業。さかのぼること数年前のこと、バイヤール兄弟が磁器窯シャンティイを当時の所有者だった英国人クリストフ・ポッターから買い取り、ここでの作陶活動をしようとしていた最中の1802年。シャンティイのポッターの部下の筆頭者を始め、職人が丸ごとクレイユに転籍してしまいます。ここでの活動は難しいと判断した兄弟は、新たにショワジー・ル・ロワの地を選びます。
兄弟はここで、当時最新技術だった銅板転写の作陶を始めていきます。19世期後半には他の窯から有能な人物が集められ、窯は最盛期を迎えていきます。この時、経営に参加したイポリット・ブーランジェは1863年に工場のディレクターとなり、1878年に社名を変更しH・ブーランジェ(H・Boulenger&Cie)となっています。現在、市場で見ることのできるものは、量産ができるようになった1800年半ばから閉窯の1900年前半のものが多いようです。イポリット・ブーランジェ亡き後は彼の2人の息子が引き継ぎます。1902年にはクレイユは火事によって工場が閉鎖し、経営が困難になっていたクレイユモントローとモントロー工場を買収する形で合併し、HBCM(Hiperolyte Boulanger-Creil-Montereau)社となります。その頃、メトロの壁面に使用されるタイル製造で栄えます。ところが1934年、労働者のストライキによってショワジー・ル・ロワ工場は閉鎖し、それを機にここでの作陶が終わります。HBCM社として合併先のモントロー工場で作陶は続けられましたが、1955年に閉鎖し歴史に幕を降ろします。
*当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
*ご紹介していますブロカント&アンティーク商品は、食器としてではなく、デコレーション用として輸入が認められていますことをご承知おきくださいませ。
*気をつけてみていますが、日中の太陽の光の元と夜の灯りの元では見え方が違い、気づかないダメージの見落としがある場合があるかも知れません。
*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。
*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められる方はご購入をお控えくださいませ。
*商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。