【フランス・アンティーク】100年前の駅に降り立った青年と、未来のお嫁さんの物語
14cmx9cm
管理番号G148
木靴を履いた少女がランプを灯すおとぎ話のようなデザイン(AN PARIS出版)は、クラシカルでロマンチックなインテリアに温かみのあるストーリーを添えてくれます。
薔薇が優しく咲き誇るレンガ造りの窓辺で、彼女がそっと掲げるアンティークのランプは、まるで誰かの行く先を温かく照らしているかのようです。
手彩色で優しく色づけられたピンクとグリーンが、セピア色の美しい世界にロマンチックな彩りを与えています。
そしてこの裏面には、胸がキュンとするような本物の愛の物語が隠されています。
差出人は、イポリットという名の青年。
シャラント地方の小さな村に暮らす大切な人々へ宛てて、流れるような美しい文字でこう綴っています。
『無事に到着しました。駅に降り立つと、マルグリットやロベール、そして “私の未来のお嫁さん” が僕を迎えに来てくれたんですよ』大切な婚約者を仲間に紹介し、新しい幸せな人生を歩み始めた青年の、はにかむような笑顔と喜びが100年の時を超えて伝わってくるようです。
「無事に着いたよ、みんな元気?」という温かい絵葉書のやり取り。
枯れたドライフラワーや、アンティークの鍵と一緒にディスプレイするだけで、お部屋の一角に本物のフランスの優しい物語が広がります。
Je suis arrive' a' bon port.
(無事に目的地に到着しました。)※「arrive' a' bon port」は、船が「無事によい港に着く」ことから転じて、旅先などにトラブルなく到着した際に使うフランス語の定番の慣用句です。
Marguerite, Robert et ma petite Jimmye e'tait ce matin d'attente a' la gare
(今朝、マルグリット、ロベール、そして小さなジミーが駅で待っていてくれました。)et donnez-nous de vos nouvelles et comment va la sante'.
(そちらの近況や、お身体の具合がどうかも私たちに教えてくださいね。)
Tout le monde se porte bien. Je vous embrasse bien fort.
(こちらはみんな元気です。心を込めて、強く抱擁を(たくさんのキスを)。)
Hippolyte(イポリット より)
フランス大西洋岸のシャラント=マリティーム県(旧称:シャラント=アンフェリウール県)にある、ブーシェさんという家主の邸宅(下宿先など)に滞在しているご夫妻宛てです。
Mr et Mme Castion(カスティヨン 氏 および 夫人 様)
Chez Bouche(ブーシェ方 / ブーシェ夫人(主人)宅)
Perrigny l'Andre' de Lidon(ペリニ=ランドレ、リドンにて)※フランス西部の「リドン(Lidon)」という村にある、ペリニという地区を指します。
Charente Infe'rieure(シャラント=アンフェリウール県)※1941年まで使われていた古い県名です(現在のシャラント=マリティーム県)。
この表記から、1900年代から1930年代頃に送られたお便りであることが裏付けられます。
Se'rie N° 592(シリーズ番号 592番)Papier Guilleminot(ギルミノ紙)
「Guilleminot(ギルミノ)」は、20世紀初頭のフランスで写真印画紙やポストカード用高級紙を製造していた有名な老舗メーカーのブランド名です。写真面のクオリティが高いカードであったことが推測されます。
当店でご紹介しています、ほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さなキズや汚れがある場合があります。日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。
*商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。